ブックタイトル愉快なまつさん「満員御礼」

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愉快なまつさん「満員御礼」

愉快なまつさん「満員御礼」 12それに、三時のおやつの時間にも、ぺろりと一個。もちろん体重は気になるけれど、お腹を満たすと言うよりは、心を満たしてくれる、お手頃な菓子パンが一番よ」そして一人が幸恵に、「おばあちゃんの気持ち、私たち良く分かるわ。今このかた方と話していてね、菓子パンを食べる事で、おばあちゃんのおっしゃる通り、ストレスを発散している所もあると思うの。初めおばあちゃんが、一日に三個か四個と言ってたのを聞いた時は、正直言って驚いたわ」と、おばあちゃんの擁護にまわった。そしてもう一人が続けて言った。「何だかんだ言ってもね、私たちも同じようなものなのよね。どうしても甘い物を、どさっと食べたくなる時ってない?」幸恵はそれを聞いて、自分を振り返った。そう言えば、あんパンを食べてる時のまつは、にこやかで、幸せそうだ。お茶を用意して、幸恵も幸福を分けてもらっているような気がする。二人ともエンドルフィンが活発に発散されているのではないだろう