ブックタイトル愉快なまつさん「満員御礼」

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愉快なまつさん「満員御礼」

愉快なまつさん「満員御礼」 14幸恵はため息をついた。「奥さん、苦労してるのね。でも、偉いわ。私だったら出来ない。応援するわね。さ、奥さんも、自分のための菓子パンを選びなさいよ。近頃の菓子パンは、ばかにできないわよ。下手なケーキ屋の高いケーキより、ずっと美味しい物がたくさんあるんだから」もう一人が、「私のお気に入りは、このピーナツパンよ。いろいろ種類があるけれど、行きついたのはこれ」「私はね、デニッシュ類が好きなの。レンジで少し温めて、一枚ずつ皮をはがすように食べるのよ。お気に入りはリンゴのパイ」二人は、棚に並べられているパンを一つ一つ説明し出した。幸恵は正直言って、早く終わってほしかった。スーパーに長居はできない。まつが何をしでかすかわからないからだ。